一般耳鼻咽喉科
外耳炎
最近イヤホンの使い過ぎや綿棒などでの耳掃除のしすぎにより、耳の壁の炎症(外耳炎)になる方が多くなりました。症状の軽い方は、イヤホンの使用を中止したり、耳掃除をやめること(耳あかは勝手に出てくるので、掃除は原則不要です)で改善しますが、かゆみや痛みが強い場合は、受診することを強くお勧めいたします。
化膿性中耳炎
鼻炎症状が長く続いた後に、黄色い粘った鼻水に変化し、耳の痛みを訴える場合に考える病気です。小児の場合は、高熱を伴う場合がありますので、受診することをお勧めいたします。小さい年齢から、長時間保育を利用している方に多い傾向にあります。
アレルギー性鼻炎
スギ、ヒノキ(春)、イネ(空地の雑草 初夏)、キク(秋)などの花粉や、ダニやペットの毛などのアレルゲンに反応して起こります。多くは「花粉症」と呼ばれている病気です。一般的には、内服薬や点鼻薬で改善します。スギとダニアレルギ ーと診断されている場合(当院では採血で判断)は別項で説明しますが、根治治療のひとつである、舌下免疫療法をお勧めいたします。詳細は、診察医師にご相談ください。
副鼻腔炎
鼻がつまる、黄色い粘りのある鼻水が出る、鼻の奥が臭う、目の周りが重い、頭痛がするなどの症状がある場合に考える病気です。一般的には、市販薬では改善しないことが多いので、長引く鼻症状が気になる方は、ぜひご相談ください。
鼻出血
長引く鼻症状で鼻を強くかんでしまった場合や、鼻をよく触る子ども、脳梗塞や心臓の病気で、血をサラサラにする薬を服用されている方、血圧が高めの方によく起こります。出血している部位は、比較的鼻の穴の入り口にあることが多いので、出血してしまった場合には、まず鼻の柔らかい部分を5分程度つまむ(嫌なにおいをかぎたくないときにつまむ要領)ことで、止まることが多いのでやってみてください。
扁桃肥大
いびきの原因として、考えられている病態です。朝の寝起きが悪い、日中の眠気が強い、鼻炎がなかなか良くならない等の症状はありませんか? 意外と扁桃肥大が関与していることが多いので、一度担当医師にご相談ください。
逆流性食道炎
咳どめの薬が処方されているにも関わらず頑固な咳が続いていたり、胸やけ、食前の胃痛はありませんか?胃液の逆流により、のどの粘膜が刺激されて、咳が続くことがあります。心当たりのある方は、是非担当医師にご相談ください。
以上、身近で代表的な耳鼻咽喉科疾患を挙げてみました。上記以外の病気、症状についても、お気軽に担当医師にご相談ください。